はじめて社内セミナーを開催しました

製造の仕事

ドリームキャンドルを製造販売する株式会社田中務補商店(かねすけしょうてん)のたなかななです。

以前このブログでもお話したことがありますが、

われわれのメイン事業は

シャンク(別名:靴バネ)とよばれる靴に内臓する鉄製の部品です。

材料となる鉄は下の写真のように

細長いテープ状となって巻かれた状態で納入されます。

そして、

テープ状のものからプレスや焼き入れを経てシャンクへと作り上げてくれるのが男性スタッフたち。

その後、女性スタッフたちが

出来上がった山積みのシャンクを手作業で紙箱へと箱詰めしてくれます。

この、鉄でできたシャンクがどれくらいの重さか想像つきますか?

例えば、上の写真の右側に映る紙箱(12cm x 19cm x 6cm)1箱で約4kgあるんです。

同じく上の写真の中央に映るグリーンのケースは約20kgあります。

女性たちは4kg、男性たちは20kgのシャンクを日常業務の中で取り扱うので

体力勝負な仕事でもあります。

実は残念ながら

この秋冬の期間で2名のスタッフから腰痛の訴えがありました。



会社としてできること

スタッフ2名が相次いで腰に不調をきたしてしまったことから、

一度真面目にスタッフ全員で健康な身体について考える・学ぶ機会を会社で提供できないか考えました。

そこで、講師を呼んで「腰」をテーマにセミナーを開催することとなりました。

講師は神戸で活躍するトレーナー・山本正平氏。

神戸市内でパーソナルトレーニングを提供するほか、

関西大学アメリカンフットボール部においてS&Cトレーナーもされている実力派で、

長身イケメンの人気トレーナーさんです。

(山本氏のHPプロフィールはコチラ

山本コーチからもご快諾をいただき、

先日弊社内に完成したばかりのセミナールームで腰をテーマにした健康セミナーを開催していただきました。

山本コーチがつけてくれたタイトルは

『腰痛の予防と改善のための勉強会』。

スタッフ全員で参加いたしました。

そもそも腰痛って何?

腰痛で整形外科へ行きレントゲンを撮影しても

はっきりとした原因がわからないまま湿布を処方されて帰宅するというのはよくある話だと思います。

私たなかもその経緯を予想して

体に痛みがあっても病院へ行かずに自然と治るまで待つことがほとんどです。

その簡単な答えを山本コーチがこう説明してくれました。

「レントゲンで確認できない痛みのほとんどが【筋肉の痛み】です。」


筋肉について学ぶ

《筋肉》が動く前、《脳》からの指令が飛びます。

その《脳》が出す《筋肉》への指令は、

「筋肉よ、縮まれ!」の一種類。

「ここを伸ばして、ここを縮めろ」ではないというわけです。

だから、《筋肉》は放っておくと短くなるそうです。

意図的に「伸ばせ」と命じて

筋肉を伸ばしてあげる作業が《ストレッチ》で、

《ストレッチ》をすることで《筋肉》が硬くなるのを防ぐことができるのだそうです。

また、腰が痛い時はその上下の部位が原因のことが多く、

肋骨や股関節の硬さが大きな影響を与えるのだとか。

というわけで、

早速山本コーチの指導のもと、

みんなで「座ったままもできる腰痛予防のためのストレッチ」を試してみることに!

「痛たたたた」という声もちらほら聞こえてきましたが、

ストレッチした後はスッキリ身体が軽くなりました。

山本コーチいわく

5秒でも10秒でも伸ばす習慣を身につけるのが理想で、

さらに、1mmでも伸ばそうと意識すると効果的なのだそうです。


重たい荷物の持ち方レッスン

さきほど申し上げたとおり

弊社の日々の作業で取り扱うシャンクは非常に重いので、

どうにか少しでも重さの負担を減らす方法はないものかと

荷物の持ち方レッスンも山本コーチにお願いしました。

山本コーチが教えてくださったポイントは3つ!

できるだけ重心の近くで持つ

人間の重心はヘソの下。

荷物の重心とヘソの下の距離をできるだけ近づけることで

軽く感じられる。

②膝を曲げてから持ち上げる

荷物を持ち上げるときは膝を曲げて、

足の力を使って持ち上げるのが正しい。

③ 背中をまっすぐ伸ばして持ち上げる

背中を丸めた状態で荷物を持ち上げると

まっすぐの状態で持ち上げた場合に比べて1.6倍の負荷がかかる。

持ち上げる際は、

背中をまっすぐ保つことを意識する!

というわけで

3つのポイントを意識して

荷物の持ち方を実践してみました。

弊社社長は良い事例を見せられたかな??(以下画像をCHECKしてみてくださいね)


セミナー開催のきっかけとは

山本コーチ、

このたびは弊社ではじめての健康セミナー開催にあたって快く講師を引き受けてくれて

ありがとうございました。

また第二回目の健康セミナー開催の機会を持ちたいと思います。

ところで、

この健康セミナーのアイデアが浮かんだのには背景があります。

今や人手不足の問題で会社で働く人材確保に各社とても頭を抱えているようです。

弊社は緊迫して人手不足の問題に直面している状況ではございませんが、

今働いてくれるスタッフたちがこれからも「この会社で働きたい!」とやりがいを感じながら働けるよう、

安心安定の幸せな職場環境を作っていきたいと望んでいます。

そのための学びを

毎月1回開催の『GCC(グッドカンパニークラブ)』という勉強の場へ参加することで

少しずつ深めているのが弊社社長と私たなかです。

GCCは株式会社ヘッズ(大阪市阿倍野区)のショールームで開催されており、

「人を大切にする経営」を実践しながら様々な業界で成功された先輩経営者の方たちがパネラーとなり、

貴重な事例共有をしてくださいます。

(オンラインでも学べます)

GCCでは「大切にする人」の一番最初に「従業員」をあげています。

そこで学ぶにつれ、

会社として利益をあげることだけが目的ではなく、

従業員やそのご家族、取引関係者様とそのご家族を大切にするという

ひととしてはごく当たり前でありながらも抜けてしまいがちの視点を思い出させてくれます。

本当の《思いやり》ってなんだろう、とGCCの勉強の後にふと考えるようになったり、

この学びの場に少しでも知ってもらいたいと思っていたりします。

先日配布がスタートしたばかりのパンフレットをいただいたので、

こちらに掲載いたします。

もしご興味があれば、

ぜひ一緒に学びましょう^^

最後までお読みくださいまして

ありがとうございました。

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